ヨガのポーズは、瞑想をするための体づくりとしてつくられました。また、インド医学の「アーユルヴェーダ」とも深く関係しています。一方タイ古式マッサージでは、ポーズをとる場合があり、そのポーズはヨガから取り入れられています。人によっては施術後に、ヨガをしたあとのような、体と心がスッキリした感覚を味わえることも。それは、ヨガもタイ古式マッサージも、その時間がある種「瞑想状態」になるときがあるからです。またタイ古式マッサージは、アーユルヴェーダと中医学の2つを取り入れたケアになっており、「世界で最も気持ちがいい」といわれてきました。2019年12月には、ユネスコの無形文化遺産としても登録されています。

ヨガをするとき、ついポーズをとることに一生懸命で「呼吸」を忘れがちです。ポーズをとっているときは、常に呼吸に意識をおきましょう。それはどんな呼吸なのか？ポーズによって呼吸はどのように変わるのか？また、体はどんな反応をしているのか？これに集中するだけで、レッスンが断然変わってきます。普段、自分がいかに呼吸を意識していないかなど、自分の中の気づきが生まれたら幸いです。

ポーズは、完璧にうまくできなくてもいいんです。体が硬くてもかまいません。大切なのは感じること。自分の呼吸や体、そしてうまくできない自分やうまくできている自分が、どう感じているか。それを感じてみましょう。いろいろな自分の「心の中のおしゃべり」が発見できます。

ヨガのレッスンも、タイ古式マッサージも、人によってはとても似た感覚があるかもしれません。施術前後の「体と心の変化」を感じてみてください。体と心が軽くなり、頭もかなりスッキリします。また、ヨガの最後のシャバアーサナや、タイ古式マッサージの施術中はとても眠くなることがあります。疲れていましたら、どうぞ気兼ねなくお眠りいただいて大丈夫です。